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昨日、高校生の子のレッスンの希望の曲、私の思い出の曲として紹介したこの曲ですが、今日は展開部をお聴きください。
この曲は「ソナタ形式」という形式で書かれていて、「提示部」→「展開部」→「再現部」という構成になっています。
昨日は「提示部」の途中まで聴いていただきました。
「提示部」とはその字の通り、その曲の主題(テーマ)のメロディが提示される部分です。
今日の「展開部」はその主題が変化・発展する部分です。この曲では、似たようなメロディでありながら短調(暗く)なって出現します。
そして「あ!戻ってきた」というメロディのところが「再現部」です。その字の通り、最初の主題が再び現れます。
今日は「再現部」に入ったところまであげましたので、まだまだな演奏ですが、よろしければお聴きください。
今回は30秒ないくらいですので(笑)
また画像クリックでインスタでお聴きいただけます。
中学校の音楽の授業にからめるならば、中2でベートーヴェン作曲の交響曲第5番(運命)を通してソナタ形式を勉強します。
冒頭の「ジャジャジャジャーン」が印象的で主題がわかりやすいと思います。
この「ジャジャジャジャーン」が最初の10秒だけで何回出てくることか!
あとで、もう一つの主題が出てきて、第1主題、第2主題と2種類あるんですが…。
色んな変化を見せることやオーケストラでの担当楽器による表現の違いも楽しいです。
ちなみに大きな曲なので、最後「再現部」の後に「コーダ」という締めくくりの部分もあります。「コーダ」があるかないかは曲によります。
以前の教科書に、この形式「ソナタ形式」を知って聴くと、知らない土地で地図を見て道を走るのと同じように、曲が分かりやすくというようなことが書いてありました。まさにその通りです。
聴くときも演奏する時も、より音楽を楽しむために、こういう勉強もレッスンで大事にしたいと思います。
ああ、学校の授業もピアノ教室も早く、リアルでやれるコロナの不安のない世の中になりますように。
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